歯肉増殖症

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歯肉増殖症

歯肉増殖症

どんな病気か

歯肉の増殖を主な症状とする病気の総称で、肥大性歯肉炎、ダイランチン歯肉増殖症、歯肉線維腫症などがあります。

前歯部の歯肉が広範囲に腫れて肥大することが多く、症状が酷くなると歯肉が歯のほとんどを覆ってしまい、咀嚼が困難になる障害を起こすこともあります。

遺伝、内分泌(ホルモン)異常、てんかん治療薬の内服、歯肉の炎症などが原因として考えられています。歯石などによる慢性的な刺激が加わっているとおこりやすいといわれています。

治療

 

原因があれば、その症状に対し適切な治療を行います。また、増殖した歯肉は外科手術にて切除することも可能ですが、再発する可能性が高いため、根本的な病気に対する治療が必要です。

ダイランチン歯肉増殖(肥大)症

どんな病気か

てんかんの発作を予防するジフェニール・ヒダントイン(ダイランチン)という抗けいれん剤を使用しているとおこる歯肉増殖症で、この薬を服用している人の50~60%で発症するといわれています。

歯肉に炎症が存在していなくても発症しますが、口の中の衛生状態が悪くてもおこりやすくなります。しかし、どの様にして歯肉増殖症がおこってしまうのかは現在でも完全に原因が分かっていません。治療方法は、増殖した歯肉を外科手術にて切除します。

エブーリス(歯肉種)

どんな病気か

歯肉部に発生する腫瘍で、歯と歯の間の歯肉、特に上アゴの切歯部に発生することが多くみられます。

茎をもって歯肉と付着しているもの、広い底部をもって歯肉と付着しているものなど、色々な形態があります。

残根の近く、抜歯後の歯槽骨部、不適合の入れ歯があたる部分の歯肉に発生しやすいほか、妊婦に発症する妊娠性エプーリスも多くみられます。妊娠中は女性ホルモンの影響で、歯茎が腫れたり出血することも多く、またホルモンのバランスが崩れると、唾液の分泌量が激減して口内が乾燥状態になります。唾液による殺菌作用も失われ、歯肉炎や歯周病の免疫力も低下します。

症状

 

肉芽腫性エプーリス、線維性エプーリス、線維腫性エプーリスなど、ほか数種の症状に分けられ、腫瘍の硬さや色は一定の症状が見られることがありません。一般に肉芽腫性のものは患部が柔らかく赤みを帯び、血管が膨らんでいるものは出血しやすく、線維成分が腫れているものは比較的硬い物です。また、痛みがあまり伴わないことも多くみられます。

治療

手術をして種痘を切除、摘出しますが、腫瘍を発生させる原因が引き続き残っていると再度発症してしまうので、原因の治療を行うことが大切です。