不正咬合2

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不正咬合2

上額前突(出っ歯)

どんな病気か

上顎(上アゴ)の歯が前に突き出ている、いわゆる「出っ歯」の状態をいいます。

上顎の骨が大きく前に出ている、逆に下顎が小さく引っこんでいる、あごの骨には異常がなく歯だけが前に突き出ているなどの場合がありますが、日本人は、歯だけが前に出ていることが多いといわれています。

遺伝が原因でおこる場合や上顎と下顎の成長の不調和、幼少時の指しゃぶりや、時として慢性副鼻腔炎(蓄膿症)が原因でおこる可能性があるとも考えられています。

治療

上顎と下顎の位置関係やアゴの骨と歯の大きさとのバランスを考慮し、最適な治療法を決めます。

歯が大き過ぎたり、歯の大きさは普通でも、下アゴの骨が小さいため前歯が突き出ているときには、多くの場合、噛む力にあまり影響のない上アゴの第1小臼歯を抜いて前の歯を徐々に押し込んでいく治療をすることもあります。

乳臼歯が早く抜けてしまったために第1大臼歯が前に寄って生えている場合には、この歯を後ろに移動させて、歯が収まるスペースをつくります。第1大臼歯を後ろに移動させながら同時に上顎の成長を抑えるために、ロの外からアゴを押さえる装置(顎外固定装置)を装着したり、上顎の骨や歯を後ろに引きながら、同時に下顎の骨を前に出す装置(アクチベータ)を装着したり、あるいは、全帯環装置を装着したりします。

下顎前突(反対咬合/受け口)

どんな病気か

上下の噛み合わせが逆で、下アゴの歯が上アゴの歯よりも前に出ている、いわゆる受けロの状態をいいます。

日本人に多く、下顎の骨が大きい、上顎の発育が悪く歯が引っ込んでいる、上顎前突と同様、アゴの骨には異常は無いが、下の歯が大きいなどの場合があります。

治療

治療をいつ始めるか、どのような治療方法にするかは、乳歯が生え揃ってから、上下の噛み合わせの状態を診察してから治療計画を立てます。

下アゴの前歯だけが前方に出ているのであれば、歯だけの反対咬合で、いつでも矯正することができます。しかし、あまり長い間放置しておくと、上の歯が下の歯を押して反対咬合を悪化させてしまい、骨に異常のある下顎前突になってしまうことがあるので、早めに矯正専門の歯科医師などに相談するようにしましょう。

永久歯に替わるときに自然に治ることもありますが、多くは全帯環装置などを装着して矯正することが必要です。

前歯だけでなく、糸切り歯まで噛み合わせが逆の場合は、下アゴの骨が大き過ぎたり、上アゴの骨が小さすぎたりする、骨に異常がある下顎前突では、骨の成長をコントロールしなければならないので、早く治療を始めたほうがよいでしよう。

全帯環装置などを装着して矯正治療を行いますが、これだけでは完治が難しい場合もあります。その場合は外科手術を併用する治療が必要になることも稀にあります。