歯の生える時期と歯ならび

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歯の生える時期と歯ならび

歯の生える時期と歯ならび

歯の数は、上下合わせて乳歯が20本、水久歯がいちばん奥にある第3大臼歯(智歯)を含めて32本ですが、約3分の1の人は第3大臼歯が生えてきません。

歯のできる時期

乳歯は、妊娠7~10週で歯になる芽が出始め、妊娠4~6ヶ月頃には歯の形ができ始めて生後2~4年で全部の歯が生え揃います。

永久歯は、妊娠3~4ヶ月から生後8~9ヶ月までの間に芽が出始め、7~8歳で全部の歯が生えそろいます。(第三大臼歯は除く)

このように、歯は妊娠初期からでき始めるので、子供の歯を丈夫にするには、妊娠初期から歯の成長を促すカルシウムやビタミンDの摂取が不足しないように注意することが大切です。

歯の生える時期と歯列の完成

歯が生えるのは、男児よりも女児のほうが早い傾向があります。また、歯が生える時期は個人個人によってかなり差がありますが、上下の同じ歯が生え揃うのは、平均すると乳歯で生後6ヶ月~3歳、先に下の歯が先に生えてきます。

永久歯の場合6~12歳で生え揃い、一番遅く生える第三大臼歯が20歳前後となります。

乳歯の生える時期

生後6ヶ月頃から下アゴの乳中切歯が生え始め、前歯から奥歯にの順で上下の歯が生え出し、2~4歳の間には20本の乳歯が全部揃います。

永久歯の生える時期と歯列の完成

6~8歳になると乳歯には無い第一大臼歯が生え始め、同じころに中切歯と側切歯が永久歯に歯に生え替わり始めます。

10~12歳ころには、第二乳臼歯が永久歯の第二小臼歯に替わります。この6~10歳のころは、乳歯と永久歯が混ざって存在している時期で、混合歯列期といいます。乳歯と永久歯が交替するとき、乳歯に虫歯があったりして早く抜けたり、逆に遅くまで残っているなど交替のタイミングがずれると、永久歯の歯並びが悪くなります。(歯列不正)交替のタイミングがずれやすい歯は、犬歯、第一小臼歯、第二小臼歯の3つで、犬歯の交替のタイミングがずれた場合は、永久歯が歯の列の外側へはみ出してしまい、いわゆる八重歯となります。

乳歯が抜けたあと永久歯が顔を出していなかった時は、抜けた乳歯のあとに保隙装置や仮の入れ歯を入れたりします。逆に永久歯が生えてきているのに乳歯が抜ける様子が見られない時は、乳歯を抜くなどの処置が必要となります。

乳歯には無い第三大臼歯は、17歳ごろから生えめるのが普通ですが、下顎骨の中に埋もれたまま生えてこない人もいますし、初めから第三大臼歯そのものが無い人もいます。